★汗の臭いの原因

カテゴリー:メンズリラクゼーション

2021年01月25日

汗をかいたときの嫌なにおいは、実は汗そのもののにおいではありません。におい物質を生み出す細菌がいて、その細菌が汗や皮膚の汚れをエサに、独特の汗のにおいを発しているのです。また、疲労やストレスなども、汗のにおいの原因になるといわれています。

○実は、汗は無臭

元々、汗は無臭ですが、かいた汗を放置するとにおいを発します。私たち人間の体には、全身のいたるところに「エクリン腺」という汗腺があるのですが、ここから出る汗はほとんどが水分で、においの原因である物質も含まれていません。しかし、このほとんど水分である汗を放置すると、皮膚の表面にある垢や皮脂などの汚れと混ざり合い、それらが細菌に分解されることでにおいが出るのです。

また、エクリン腺とは別の汗腺に「アポクリン腺」があります。アポクリン腺は、脇の下など体の限られた部分に存在する汗腺で、毛包という毛根を包む袋とともにあります。この汗腺の場合、汗は毛に沿って分泌されており、本来は無臭。しかし、たんぱく質が少量含まれており、このたんぱく質が皮膚表面の細菌によって分解されることで、特有のにおいが発生するのです。

○疲労やストレスが汗のにおいの原因になることも

疲れやストレスなどが汗のにおいの原因になることもあります。これは、疲労やストレスなどによって血中のアンモニア濃度が高くなると、かいた汗と混ざり合い、ツンとしたにおいを発するためです。「疲労臭」や「ストレス臭」とも呼ばれています。

疲労やストレスを溜めるほど、一般的な汗のにおいよりも強くなるといわれているため、日頃から適度な休養やストレス解消を心掛けることも大切です。

ginza halekulani さき